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海洋文学大賞 特別賞受賞
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| 贈呈式は都庁で行われ、日本財団会長で作家の曽野綾子さんが賞金を手渡した。 |
第6回海洋文学大賞(日本財団・日本海事広報協会共催)の特別賞を石原慎太郎が受賞した。同賞は、海の日の制定を記念し、海や船などをテーマとした優秀な文学作品に贈られるもの。一般公募とは別に現役の作家を対象に特別賞が設けられており、今回は、石原慎太郎が受賞した。
石原と海の本格的な関わりは昭和20年代の半ばまでさかのぼる。当時石原は神奈川県鵠沼の湘南中学に通う学生。この時に父親に買ってもらったA級ディンギという小型のヨットが石原を海へといざなって行くのである。石原は著書の中で、「あの一隻の小さなヨットは大げさではなしに私たち兄弟の人生の形を決めたと思う」と書き記している。
後に多くのヨットレースに出場し、日本だけではなく、世界中の海を見てきた石原は、自身にとって海は「人生の光背」だという。光背とは、仏像の背後につける光明を表す装飾のことで、後光をかたどったものだ。ここで用いられている「光背」とはいわば自身の存在を露にする場所のことだと思われる。
石原は「存在の光背」である海での体験をもとに『還らぬ海』、『風についての記憶』、『わが人生の時の時』など多数の作品を著してきた。今回の受賞理由は、それらの著作をとおして広く一般の人々に海や船への興味と関心を高めた功績とされている。
海を舞台とした主な文学作品

『太陽の季節』(新潮社) |

『海の地図』(中央公論社) |

『大いなる海へ』(集英社) |

『還らぬ海』(講談社) |

『男の海』(集英社) |

『風についての記憶』
(集英社) |

『伯爵夫人物語
−ヨットと海を愛する歓び−』
(集英社) |

『星と舵』(河出書房新社) |

『わが人生の時の時』
(新潮社) |

『遭難者』(新潮社) |

『不思議な不思議な航海』
(白泉社) |
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