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「日本のモンパルナスに」
モンパルナスという街がフランスにある。第一次大戦後に前衛芸術家達が集い、美術・文芸の中心地となった街である。石原都政下では若手芸術家を支援するために作品展示場所の無償提供を行っているが、その中の1つであるトーキョーワンダーサイトには、石原の「日本のモンパルナスになれば」という願いが込められている。
「都の施設を有効利用し、作品展示場所を無償提供」

2001年12月25日
トーキョーワンダーウォール2001知事賞等授賞式
画像提供:東京都 |
トーキョーワンダーサイトとは御茶ノ水にある都の施設をギャラリーに改装した美術館のことである。2001年(平成13年)のクリスマスにオープンし、展示使用料だけでなく入場料も無料となっている。
またトーキョーワンダーサイトの他にも若手芸術家支援策として、2000年(平成12年)度から都庁の回廊壁面を作品展示場所として無償提供するトーキョーワンダーウォールも行っている。
しかしこれらの支援策は「作品展示場所の無償提供」は保証するものの、「作品展示の権利」は芸術家自身が獲得しなければならない。作品を展示するためには選考を通らなければならないのである。
審査員には石原を始め、東京都現代美術館館長・樋口廣太郎氏、東京都写真美術館館長・福原義春氏、美術作家の横尾忠則氏など錚々たるメンバーが名を連ねている。
「石原流競争美学−機会の平等は与えるが、結果の平等は与えない」

2001年12月25日
トーキョーワンダーサイトオープン
画像提供:東京都 |
「芸術家はのたれ死ね」と言って憚らない石原が、これらの政策を実施した背景には、芸術家に対する 逆説的な優しさが見え隠れする。
芸術家を志すものの中には、口先ばかりのものも多い。
「俺の作品は本当に素晴らしい、でもそれを発表する場がない」などと言いながら毎日酒ばかり飲んでいるという例も珍しくない。これらの政策にはそのような輩に対して「じゃあ場所を与えてやるから見せてみろ」といった石原の強烈なメッセージが込められている。
しかし石原は、機会の平等は与えるが、結果の平等は与えない。
それは自身も絵を描き、個展も開く「芸術家 石原慎太郎」の競争美学なのである。
詳細はこちらから
「トーキョーワンダーサイト」 ホームページ
http://www.tokyo-ws.org/
「トーキョーワンダーウォール」ホームページ
http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/bunka/wonderwall/

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