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第六回テーマ 『10年後の東京(日本)』


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No.21 東京都 上田和哉 42歳

10年後の東アジア情勢は、シナの軍事費が米国のそれと肩を並べる時期と重なる。台湾海峡をめぐりシナと米国の覇権争いは限界に達するのではないかと憂慮する。その時わが国が現状の米国の補助軍隊、現憲法のまま推移していれば、間違いなく亡国への一里塚となろう。

東アジア共同体なる構想のために戦力の行使は行うべきではないと私は考えるが、あくまで自主独立を保持するためならば戦うという国民の意識改革こそではなかろうか。

しかし、私は世界史上稀有の明治維新という改革を達成した国民であり、本来自主独立を常に考慮してきた国民性から鑑みこの危機を米国との真の同盟関係へと昇華しているものと信じている。10年後もわが国は2000年の歴史を持つ天皇陛下の下、大国としての責任を果たしているであろう。


No.22 米国在住 ミヨ 48歳

「めまぐるしい変化」というのは自動的に起こるものではなく、それを支える主体(民衆、産業構造、政治等)に変革への土台が出来ている場合に起こるか、又は何も無い場合他国の事情に捲き込まれて起こるようである。現在の日本は精神的にも技術的にもめまぐるしく変化する土台をすでに準備しているように思われる。つまり、前者の変化が起こるであろう。

変化の展望として言えることは、10年後に日本は自衛能力を強めているであろう。北朝鮮等からの脅威におびえるのではなく、自らの豊富な技術を駆使、しかも平和への願いをこめて、自衛体制を強固になっている。東京への政府機関集中は自衛の意味からも、技術的にも可能であるため全国点在への方向をたどるであろう。西洋と東洋の結合点でもある日本は世界経済に寄与するのみでなく、文化、教育という面でも貢献、モデル教育を世に示すであろう。世界平和のための組織でもリーダー格となるであろう。


No.23 福岡県 福田猛 31歳

2016年に東京でオリンピックが開催されるという前提で意見を言わせて頂ければ、その頃には政府の財政は破綻状態になっており、「再チャレンジ」という言葉は死語になっていると思います。そして、低所得者層は増加の一途を辿り、多大な税金を必要としながら、低所得者層への恩恵の薄い「東京オリンピック」には、批判の声の方が大きくなっていると思います。無論メリットもあるはずなのですが、マスコミはデメリットばかりを垂れ流し続け、ここぞとばかりに「反石原勢力」の、石原都知事に対する攻撃が活発になるかもしれません。そして「東京オリンピック」に対する情報は、嘘と誠が混在し、嘘があたかも真実であるかのように報道されているかもしれません。目蓋を閉じれば、某ニュース番組で某ニュースキャスターが、東京オリンピック開催は「悪」と断定している様が目に浮かぶようです。


No.24 東京都 平春枝 49歳

東日本の歴史は国内外にあまり知られていない。しかし東には古代ー中世ー近世ー近代ー現代を順序良く体験できるルートがある。巨大古墳のある行田市から中世を色濃く残す東村山市へ、さらに江戸情緒のある浅草、近代の力となった中小工場、そして高層ビルの都心。観光バスで一日で十分回れるコースである。そして昼食時の東村山市では一時間の自由時間をとり希望者には地元の家庭や普通の食堂あるいはコンビ二などで日本のごく普通の食事を取って貰う。今は郷土史の研究が盛んなのでそれをもとに簡単な英語の小冊子を用意する。その他細々とした案内は大学生のボランテイアを募る。十年後にはこの観光ルートを確保したい。いたずらに観光地化するのではなくそれぞれの地域の歴史的環境を保存しつつ地域のひとびとを巻き込みながら東京を中心とした、一大テーマパークを作りたい。


No.25 神奈川県 黒田大輔 31歳

東京のあるべき姿、目指すべきものとはとはなんであろうか? ロンドン、パリ、ニューヨークと聞けばおよそ違わぬイメージを共有できるが、東京と聞いて思い浮かぶものはなんだろうか?東京は決して成熟などしていない。東京には他の成熟した都市のようなあるべき姿が無い。東京ほど未熟な都市は無いのである。

しかしそれこそが東京を外国人に「最もエキサイティングな都市」と言わせる所以でもある。東京はあるべき姿が無い一方でどんな姿にもなりえる。果たして10年後、オリンピックの都市として、あるべき姿をもとめたのならば、後の祭りに残るのは成熟したコンクリートジャングルだけである。成熟のあとにやって来るのは衰退だ。そうではなく東京の中にオリンピックを垣間
見せることができれば、人が益々集い多様性を増すことでまた一つ器を大きくし、未熟であり続けられるはずである。


No.26 東京都 クンチャン 69歳

超先進工業国の技術を駆使し、2016人乗りマンモス旅客機を開発して、東京オリンピックには各国役員・選手・観光客団を乗せて横田飛行場に飛来させる。メーン会場までの自動車専用道も建設してアクセス利便とする。ミサイルを使った攻撃やテロは、簡単に防げるようになり、安心して競技を続行できる。それはIT技術の更なる開発により、隣国から何百発のミサイルを発射しようとも、軍事衛星から発する自動リモコン操作により、ミサイルはUターン。天を向いて唾ならぬ、発射国首脳の頭上で炸裂・憤死。ミサイルのみならず、敵国の戦闘機・軍艦はみなこの方法で処理。我が大日本国は兵力もイージス艦も全く使わず、相手のフンドシで叩きのめす。2016年よ「早く来い」。


No.27 東京都 野崎邦夫 54歳

日本が歩んだこの六十有余年は、後世の歴史年表の中で、戦争に大敗し、国の根幹たる憲法を戦勝国より委ねられ、十三歳のいたいけな少女を他国に強奪されても軍隊一つ差し向けられない唾棄すべき恥の時代だったと断ぜられるだろう。国体の中枢にまで侵食しつつある虚飾にまみれた個人主義と安易な自由平等の偏愛は剥落と恐るべき空疎な上塗りを繰り返し、危うい国際化と強国から遠ざかる未来の国家像は、日本を知らぬ儘、万国旗の翻る衣装を纏い、薄ら笑いをうかべ彷徨う人口の減少した極東の一部族に堕するだけだ。
  私事だが、この十年、東京に居を構えて以来、隣の公園で公を蔑ろにし、荒れる中高生や暴走族との孤独な戦いで体感し慨嘆する事は、十年後のこの国の酷薄な荒廃ぶりの予兆だ。市井の一員として、守るべき価値の最小単位の家族の為に私はいつでも自己犠牲の覚悟を矜持しているが、肝心の我が日本はいつ眠りから目覚めてくれるのか?


No.28 福岡県 m(・・)m 32歳

東京が失ったモノ-河川の清流とそこから得られる食、江戸の町が培った伝統習慣と落ち着いた人の関わり、美しい都市-戦後の日本はすべてを崩壊させた。これらの犠牲と引き替えに得た経済的発展は拝金主義をもたらし、個人の欲望を満たしつづける形で発展をつづけた。その結果、道徳の荒廃をもたらし、自由と権利のみを主張し、国家への忠誠はおろか義務と責任さえも履行しない市民を横行させ、民主主義の根幹さえも揺るがそうとしている。東京オリンピック開催までの10年間に江戸という町が持っていた豊かな人間関係と都市環境を目指した公共投資を行い、ファシズムとの批判があろうとも厳しい条例と罰則による市民への介入が必要である。今の東京とその市民を世界が目にしても冷笑と蔑視を被るだけである。東京オリンピックを真に豊かな都市と成熟した市民を世界に発信する機会とし、そのための変革、いや古への回帰が求められる。


No.29 埼玉県 黒澤金三郎 54歳

昭和39年10月、小学校6年生だった小生は担任の先生に引率されて、地元で行われていたボート競技を見に行った。当時、1ドルが360円で、外国人が板垣退助の100円札で買物していた様子が思い起こされる。あれから、40年余りの歳月が流れた今、日本は様々な点で転換期を迎えている。地方では、過疎化による市町村合併がさらに進むだろう。少子化のため、国の税収が減り、消費税が8%ぐらいになってそうだ。地球の温暖化が加速され、夏の暑い日が今よりも増えるでしょう。ガソリン消費量が少なくなり、車の登録台数も減るのではないか。個人消費も、緩やかに、少なくなっていくでしょう。政治では、、無党派層がさらに増え、既成政党への政党離れがさらに進んでいると思われます。日本は、おのずと小さな政府への道を歩まざるを得ないのではないか


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